黄色乌鸦 (1957)
简介 吉田一郎が十五年ぶり中国から戻った時、妻マチ子は鎌倉彫の手内職で息子清と細々暮していた。博古堂の女経営者松本雪子は隣家のよしみ以上に何かと好意を示していたが、雪子の養女春子と清は大の仲良し。一郎は以前の勤務先南陽商事に戻り、かつて後輩だった課長秋月の下で、戦前とまるで変った仕事内容を覚えようと必死。清は甘えたくも取りつくしまがない。一年は過ぎ、吉田家には赤ん坊が生れ光子と名付けられたが、清は一郎の
愛情が移ったのに不満。小動物小昆虫の飼育で僅かにウップンを晴らすが、一郎にそれ迄叱られる。ある日、清らは上級生と喧嘩の現場を担任の靖子先生にみつかる。その晩、会社の不満を酒でまざらして一郎が戻った処に、喧嘩仲間の子のお婆さんが孫が怪我したと文句をつけてきた。身に覚えのない清は、一郎に防空壕へ閉め込まれてしまう。翌日は清と雪子、春子三人のピクニックの日。猟銃で負傷したカラスの子を幼い二人は自分らの動物園に入れようと約束した。留守中、吉田家を訪れた靖子は、清の絵に子供の煩悶と不幸が現われていると語り、マチ子は胸をつかれる。その夜は機嫌のいい一郎、清も凧上げ大会に出す大凧をねだるが、カラスのことは話せなかった。次の日靖子先生が近く辞めると聞いた清は落胆。加えて或る日留守番中、上級生の悪童らにからかわれて喧嘩となり、赤ん坊の光子までカスリ傷を負った。マチ子の驚き、一郎の怒り、揚句の果て可愛いカラス...